留学中は課題をするため、テスト勉強や予習復習などたくさん勉強することになりますが、下宿先やコシウォン、ワンルームどんな部屋であろうと同じ場所でずっと勉強していると集中力が低下してしまいますよね。
特に家は、ベットなどが近くにあるのでつい寝てしまう……ということも多いはずです。
そんな時、勉強するモチベーションを上げてくれるのがスタディカフェです。
今日は、韓国でよく見かけるスタディカフェについてご紹介していきます!
スタディカフェってどんなところ?
スタディカフェとは、文字通り「勉強するためのカフェ」です。店員さんがいるカフェもあれば、無人でセルフのカフェもありスタイルは色々ありますが、基本的に勉強しやすい環境が整っているカフェです。
スタディカフェの特徴
まずは、飲み物を購入します。その後、好きな席に座り思う存分勉強をしてください。
お店によって異なりますが、次にあげる点が特徴だと言えます。
・wi-fiが使える(韓国のカフェはほとんど使えますけどね…)
・夜遅くまでオープンしている
・飲み物2杯目から安くなる
・充電用のコンセントが使える
・カフェ利用者はみんな勉強している
確かに!そう言われてみると普通のカフェでもwi-fiは使えるし、夜遅くまでオープンしているし、2杯目から安くなるお店もあるので、どこが違うのかと思いますよね。
でも、明らかに違うのはここ!
カフェ利用者はみんな勉強している
という点が最大にして最高の特徴ではないでしょうか?
お客さんの特徴
そうです、周りにいるお客さんはみんな勉強しに来ているので、基本的に静かなんです!
これが普通のカフェと大きく違うところです。普通のカフェでももちろん勉強はできます。ですが、隣の席の人も勉強している人とは限らないですよね。
おしゃべりを楽しんでいたり、英会話レッスンをしていたり、お仕事をしていたり……
ワイワイ、ガヤガヤ
割とにぎやかな環境で勉強をすることになりますが、スタディカフェは基本的に皆さん勉強しているので静かなのです。
私が行っていたスタディカフェは、基本は一人利用で、複数人で勉強する場合は複数人用のフロアが別にあり、そこで勉強することができました。
話しながら勉強するスペースと黙々と勉強するスペースが分かれてあるのもありがたかったです。
みんな勉強しに来ているので静かな環境で勉強に集中できるよ。時間制限も特にないので思う存分勉強ができてうれしい!
おすすめのスタディカフェ
ここでは、私が韓国で実際に行ってみたスタディカフェをご紹介しながらその時の感想なんかもお伝えしていきますね。
本喫茶店ウィスム(책다방 위숨)
店内はとてもお洒落な雰囲気のカフェ。店員さんもやさしく、片言の韓国語で話す私にも親切にお店の説明をしてくれました。
勉強スペースは2階、3階まであります。窓際の席もたくさんあり、外の景色を見ながら勉強することができました!
ここは試験期間になるとオープン時間が長くなり、日によっては明け方2時までやっている日もあります。(詳しくは都度スケジュールが公開されます)
ここは飲み物を注文すると、プレッツェル🥨のお菓子が無料で食べられます。コーヒーと一緒にちょっと甘じょっぱいプレッツェルが最高に合う!!
試験期間は無料お菓子にチョコレートが追加になったりとそんなサービスも有難いですね。
スタディカフェでの失敗談
書夜蒼天(주야창천)
留学中、何度もお世話になったスタディカフェが書夜蒼天。
完全にセルフサービスで、24時までやっており、ドリンク3,900wでいつまでもいられる学生に優しいカフェでした。
でも、コロナの影響を受けて現在は閉店してしまいました(泣)みなさんにぜひ行ってもらいたいカフェだったのですが残念です。
なので、私のエピソードと雰囲気だけでもお伝えします。
スタディカフェでの失敗談
お店に入ると店員さんは誰もいなく、無人カフェであることがわかった。どこでドリンクを買うのか、一瞬ひるんだがよく見るとタッチモニター式の自動発券機があった。
「お、これで買うんだな」と思い、タッチモニターを見る。
ハングルで色々なメニューが並ぶ中、マグカップの写真が2つあった。どうやらこれがドリンクらしいが、値段表記が1900wと3900wの2つあるのだ。
どちらを選んだら良いかわからず、もちろん安い方を押した。1900wを投入するとレシートが出てきた。
「購入完了!」
その後はどうしたら良いのか……。見渡すと棚に写真に載っていたマグカップがたくさんならんでいる。セルフでこのマグカップに飲み物を入れて自席に持っているスタイルだと理解し、コーヒーを注いだ。
熱々のコーヒーを持って、居心地の良さそうな席を探し座った。
隣の席を見ると、さっき出てきたレシートを自立式のクリップに挟んでいる。「なるほど、これでちゃんとドリンクを購入しているということを示しているんだな」と納得し、私も自信満々にクリップにレシートを挟んで、ドリンク購入済みをアピールした。
「よし、ゆっくり勉強しよう」
心地よいBGMが流れる店内、周りは勉強をする人ばかり、自分もその中に溶け込んで30分近く勉強をしていた。そして、少し勉強を止め、先ほどのレシートを見てみた。
「1900w。それにしても安いよな~」と思いながら、レシートの中にある単語(韓国語)を順番に読んでいった。
주야창천……これは、店名だ。
리필……リ、リピル。うーん、何だろうな。リピルって。
と思った瞬間、ピンと来た。「リフィル=お代わりだ!!!」
そう、私は1杯目からリフィル料金を払って購入していたのだ。大変なことをしてしまった。焦りまくった。店員さんに事情を説明して追加でお金を払おうと思ったが、「しまった!」ここは完全な無人カフェだった。
どうしようと思い、思案した挙句。
そうだ!お代わりで正規料金払えばいいんだ!
私は大慌てで最初のコーヒーを飲み干して、チケットの自販機へ行き、「3900w」のボタンを押した。これで2杯で5800wになる。順番は間違ったが合計金額は同じはずだ。
私は、2杯目料金で購入したピーチティを飲みながら、そっとクリップに挟まっていたレシートを取った。そこには、大きく「リフィル=お代わり」と書かれているのだから。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、韓国で人気のスタディカフェについて紹介させていただきました。
ソウルの街中でたくさん見かけるスタディカフェですが、お店によって雰囲気や飲み物の注文方法が違います。席の数や空調、トイレの状態、BGMの種類などお店によって個性がありますので、ご自身の好みに合ったお気に入りのスタディカフェを見つけられるといいですね。