今日は、おすすめの韓国語リスニングの勉強方法についてご紹介します。最後までぜひ見てみてくださいね。
リスニング力の大切さ
韓国に留学して一番思ったのが、「何を言っているのか全くわからない」でした。
留学前、韓国語のテキストについているCDを聞いたりしていて何となくは理解できると自信たっぷりで韓国へ渡り、お店の人の言葉が早すぎて何を言っているかわからずにすぐに自身をなくしました。
語学堂の授業が始まると先生の話はよく理解できるのです。
友達と「授業の韓国語はほとんど理解できるのに、学校の外に一歩出ると何を言っているかわからないよね!すっごく不思議!」といつも話していました。
後から考えてみると一番の違いは、「速さ」です。
学校では先生がゆっくりと単語を一つ一つはっきりと話してくれますが、ネイティブさんはものすごい速さです。そして、単語と単語もくっついていたりするので先生とは違うように感じてしまうのです。
耳を韓国語に慣らす
先生の話は理解できても、肝心の一般の韓国人が何を言っているのか聞き取れないと意味がないですよね。
そう、そのためには一般の韓国人の話すスピードに耳を慣らしていく必要があるのです。
では、どんな方法で耳を慣らしていったのか……
次からは私がやったリスニング勉強法をご紹介していきます。
①テキストのCDを最大限活用する
まず私は、学校のテキストのリスニング問題を100%理解できるようになるまで何度も聞きました。
リスニング問題には、スクリプト(会話を文字で起こしたもの)が付いていますよね。このスクリプトがとっても重要です。
まずは、リスニング問題をスクリプトなしで聞きます。そして、1回目で聞き取れない部分もあるので、2回、3回と聞きます。
3回目を聞くと、聞き逃してわからなかった部分なのか、元々単語を知らなくてわからない部分なのかがはっきりしてきます。
そうなったら、スクリプトを見てみましょう。
「あ~、こう言っていたのか」というのが良くわかります。
一度スクリプトを見たら次は、また見ないで聞いてみます。
その時に、ほとんどの意味が理解できているようになっていればOK!わからない部分があればもう一度スクリプトを見て内容を確認します。
さあ、まず最初の段階はこれで終了です。その日はその会話はもう聞きません。別の問題に移ります。
そして、次の日、前日に聞いた会話をスクリプトを見ずに聞いてみます。恐らく前日初めて聞いた時よりも理解できていると思います。
またわからなくなっている単語や表現があると思うので、再度確認します。
以上の流れを続けていくと、自然とリスニング力がついていくのがわかります。
①まずは会話を何も見ずに聞く。
②2~3回繰り返し聞く。
③これ以上もうわからない、となったらスクリプトを見て内容を確認する。
④もう一度スクリプトなしで聞いてみる。
⑤リスニング力が上がっているのを確認する。
⑥一日放置する。
⑦前日聞いた会話を何も見ないで聞いてみる。
⑧わからない単語があれば再度確認する。
⑨①~⑧を繰り返していく
ここで一番大切なのは、「⑤リスニング力が上がっているのを確認する」です。
これ、ものすごく重要です。この地味な勉強を続けて成長しているのだろうか……と途中で心が折れそうになってしまうからです。
「さっきより聞き取れてる!」(←まあ、スクリプト見た後だから当然なのですが)こうやって、小さな自分の成長を実感していくことが本当に重要です。
②ラジオを聴く
個人的には一番効果的だと思ったのがこの「ラジオを聴く」という勉強法です。
韓国語にお住まいで韓国語ペラペラの先輩にどうしたらリスニング力があがるかを聞いたところ、この「ラジオを聴く」という勉強法をおすすめしてくれました。
はい、そう思いますよね。私もそう思いました。
でも、その先輩曰く「ドラマや映画など映像は、視覚から情報が入ってくるから何を言っているのか何となくわかってしまい、理解している気になってしまうから」ということなのです。
でも、ラジオは視覚的な情報がないので音だけで内容を判断する必要があります。それに、アナウンサーの方は発音がキレイなので真似すると綺麗な韓国語になるよとのこと。
ラジオは、一般の韓国人が聞いているので話すスピードも普段通り、速いスピードです。
そのスピードに耳を慣らすことができるのでとっても良い勉強法です。
ラジオでの勉強方法
では、具体的にどのように勉強するのか、ですが。
これは簡単、「ただ聞き流す」だけです。ここで私が意識していたのは、全てを理解しようと思わないことです。
最初はわからない単語が出る度にラジオを止めて単語を書き出し、意味を調べていました。
が、しかし、
この方法をやっていると全然進まない&疲れてくる&やる気を失う
ということになりました。
なので、ラジオは「聞き流す」に特化して聞いていました。何度も同じ単語が出てくるとだんだんと文脈で意味がわかってくるようになるから不思議です。
それでもどうしてもわからない単語や気になるものだけを調べていました。わからない単語があってもさほど気にせずにいるのが大切なのかなと思いました。
③実際にネイティブと会話する
やはり、実際の会話に勝るものはないなと感じました。
当たり前ですが、話すスピードもイントネーションも、アナウンサーさんのようにはっきりと発音してくれないものも全て本物です。
このリスニングができるようになればもう怖い物なしでしょう。
それに、韓国人ネイティブさんと会話をするとわからない単語をもう一度言ってくれたり、別の言い方で言い換えてくれたりするので、ありがたいです。
ただし、問題なのが韓国語ネイティブさんのお知り合いになること、ですよね。
韓国語ネイティブさんと会話練習する方法
私の学校にはドウミ制度というものがあって、3ヶ月間韓国人の学生さんがついて一緒に勉強したり、観光地に行ったりしてくれるお助け制度です。
留学生は韓国語の会話練習ができたり、韓国文化について教えてもらうことができますし、ボランティアの学生さんはそれで単位がもらえたりするので、お互いにwinwinの関係になれました。
でも、留学をしていなかったり、留学先にこうしたシステムがない場合はなかなか難しいですよね。
私も留学後、韓国語のリスニング力を何とか維持させたいと思いましたが、なかなか身近なところには韓国語ネイティブさんがいませんでした。
なので、私は以下の2つの無料と有料の方法で会話練習をしてみました。
①居住地の国際交流センターのイベントに参加してみる
②カフェトークで会話練習をする
まとめ
いかがでしたでしょうか?
韓国語のリスニング力をつける方法3つをご紹介いたしました。
①テキストのCDを最大限活用する
②ラジオを聴く
③実際に会話する
他にもシャドーイングやドラマや映画での学習方法など、色々な方法があります。私も様々な本やブログを読んで、本当にたくさんの方法を試してみました。
その中で一番効果があったのが、今回ご紹介した3つの方法でした。特にぐんぐん伸びたのはラジオですね。
初めて聞いた時は、全くわからず、わかる部分は正直2,3パーセントくらいでした。それが、1年間、2年間と毎日聞き続けることで20%、30%、50%とわかる部分が増えていくのが驚きでした。
私は、毎日通勤時に韓国語のラジオを聴いています。
勉強しなくちゃ!と思うとストレスになってしまい続かないこともありますが、朝の時間のルーティンになっているのでストレスなく聞き流しています。
少しでも参考になれば嬉しいです。