みなさん、韓国ソウルの冬についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?
韓国の冬というとみんなロングのベンチコート(ペディン)を着ているイメージがあるので寒そうですが、どれくらい寒いのか、何を着ていけば良いのかわからないですよね。
そこで、今回は、韓国ソウルの冬について、北海道札幌在住の私が札幌の冬と比べながらご紹介していきます。
ソウルの冬:基本情報
それでは早速、韓国ソウルの冬についてどれくらい寒いのか見ていきましょう。
平均 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最高 | 1℃ | 4℃ | 10℃ | 17℃ | 23℃ | 26℃ | 28℃ | 29℃ | 25℃ | 19℃ | 11℃ | 4℃ |
最低 | -6℃ | -3℃ | 3℃ | 9℃ | 14℃ | 19℃ | 22℃ | 23℃ | 17℃ | 11℃ | 4℃ | ‐3℃ |
そうです。こうしてみると、最低でも-6なのでそこまで寒くなさそうと思いますよね。
でも、これは平均気温なのでもっともっと寒くなる時があるのです。
では、2022年の冬はどうだったかというと……
2022年~2023年冬 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
---|---|---|---|---|
最高 | 9.1℃ | 12.5℃ | 12.4℃ | 25.1℃ |
最低 | ‐13.7℃ | -17.3℃ | -5.2℃ | -1.9℃ |
衝撃の最低気温-17.3℃です。この日は、最高気温も-5.4℃でしたので特に寒い日だったようです。
ちなみに同じ時期2023年1月の札幌は、最高気温7.6℃、最低気温-13.2℃でしたので、札幌よりも寒い日があることがわかります。
旅行に行く際に、HPや旅行雑誌を見ることがあると思いますが、そこには最初に紹介した複数年の平均気温が載っていることが多いんですよね。
そのため、そこまで寒くないと思っていたところ、実際はマイナス10℃になることもあるので、寒さ対策を間違った!ということにもつながってしまいます。
ソウルの冬は1月が一番寒いです。暖冬の年もありますが、寒い時はマイナス10℃近くになる日も多いので注意が必要です!
服装について
ソウルの冬の気温を見てきましたが、次は服装について紹介していきます。
札幌出身の私からするとソウルの冬は、札幌よりも寒く感じました。札幌は雪が降りますので、雪が降ると雪の保温効果なのか暖かく感じるんですよね。
「あ、雪が積もったから暖かいね」と言ったりします(雪国あるある)
でも、ソウルでは雪が降ることはほとんどなく、降っても積もることはありません。ちょっと積もってもすぐに溶けます。
札幌よりも寒く感じたというのが肌感覚です。
ですので、ソウルの冬、特に1月に行かれる方は、北海道旅行よりも寒いと思って準備をしていただくと良いと思います。
おすすめの服装
これは、ソウルの1月に撮った写真。比較的暖かく見える日でもこれくらいの防寒は必要。暑ければ写真のように前を開けるなどして温度調節をするのがベスト!
- アウター:ダウンコート(オーバーでも大丈夫な日はあるが、特に寒い日はダウンコートが必要)
- コートの中:セーターとパンツスタイルが安心。
- その他:マフラーと手袋は必須
- アウター:ペディン(足首まで長いロングのダウンコートが望ましい)
- コートの中:ヒートテック、セーター、レギンスの上から厚手のズボン
- その他:マフラー、手袋、耳当てなどありとあらゆる防寒グッズを
防寒対策は必須!
手袋
冬、ソウルに旅行に行く場合は、必ず手袋を持っていってください。
おすすめなのは、手袋を掃いたまま細かな作業もできるタイプのもの。
なぜなら、お金を払ったり、何か細かな作業をしようとその都度手袋を脱いでいたところ、あまりの寒さと乾燥で、手の甲が裂けて血だらけになったことがあるからです😱
ですので、ミトンタイプなどで4本指だけが出せるような手袋を強くお勧めします!
耳当て
ソウルの冬は特に風が冷たいので耳がもげるのではないかと思う程寒かったです。
ダウンのフードをかぶると少しは暖かいですが、それでも全然足りないので、耳当てがあると良いと思います。
室内の暖かさ
ここまで、ソウルの外の気温や外で活動する時の服装についてみてきましたが、次は室内についてもみていきたいと思います。
お店(デパートや食堂、カフェなど)
暖かさレベル:
基本的に店内は暖かいのですが、少し寒い場合も多かったです。カフェなどは寒くて長時間いれない場合もあったりしました。外が-10℃の時は店内も寒かったので、コートの中も厚着をしておくと良いと思います。
ホテル
暖かさレベル:
基本的に新しいホテルは暖房設備も整っているので暖かいのですが、リーズナブルなホテルに泊まった場合、隙間風が入ってものすごく寒い場合もあります。
せっかくの旅行で寒くて風邪をひいたり体調を崩してしまうと悲しいので、温かく過ごせる室内着があると安心だと思います。
家(ワンルーム、コシウォン、下宿)
暖かさレベル:
一方、家はというと、とても暖かいです。韓国の住宅の暖房はオンドルが基本です。オンドルという名の床暖ですね。これがとっても暖かくて、最高なのです。
北海道も全ての家をオンドルにしてほしいと思う程、温かくて快適でした。
何といっても床が暖かいので裸足でもぬくぬく快適に過ごせることが良かったです。特に、ベッドの場合、床から空気が温められて暖かい空気は、ベッドの下に溜まります。
そうすることでベッド自体も暖かいんですよね。
しかも、夜や出かける時も基本時にオンドルは付けっぱなしです。そのため、夜もあったか。日本のように朝が寒くて起きられないということはなく、朝もぽっかぽかでした。
韓国で暮らしていた時に思っていたのが、かけ布団がとても薄いということ。札幌市民の感覚では冬は羽毛布団ではないと眠れないくらい寒いのですが、韓国は冬も薄めの掛布団だったので、とっても心配していたのです。
ですが、韓国の冬を過ごしてみて納得!家の中は夜もぽかぽかだからなんですね。薄いかけ布団でも全く問題ないくらいでしたよ。
コシウォンや下宿の場合、暖房の調節が個人で出来ない場合も多いです。大家さんが暖房を調整してくれるのですが、これが高温設定されていることが多いのだそう。「ものすごく暑くて、ゆでだこになりそう」「部屋が暑すぎてカフェに来た」と言っている友達もいました。暑くなりすぎに注意です。
まとめ
これまで韓国ソウルの冬についてみてきました。
一言で言うと、ソウルの冬はかなり寒いです!北海道出身者でも辛いと思うくらい寒かったので、旅行に行かれる際は、少し厚すぎるかな?くらいの厚着をして、温かくして行っていただければと思います。
でも、韓国は寒い冬だからこそ楽しめることもたくさんあります。
寒い中食べるグルメは格別ですし、チムジルバンなども寒い日にはピッタリです。
とても寒いですが、冬のソウルもとても魅力的です✨ぜひ、冬のソウルを満喫していただければと思います。